本日も、あなたが幸せになれるようにと願いを込めながら、いただいたご相談にお答えしたいと思います。
体の関係がある彼に、気持ちを伝えたら「好きだけど付き合えない」といわれて悩んでいる女性からのご相談です。
今、体の関係がある彼がいます。
彼に気持ちを伝えたら「好きだけど付き合えない」と言われました。
意味が分からなくて「でも付き合えないんでしょ?」「結局、セフレなんでしょ?」と言うと、「そんな風に思っているならもう会いたくない」と言われました。
会って必ずセックスをするわけではありませんし、私がしばらくLINEをしないようにしていると「最近、連絡ないね」とLINEが来きます。
彼の気持ちがまったく分かりません。
連絡を無視されたり、もっと冷たくされればこの気持ちを断ち切れそうですが、ちょいちょい脈あり?みたいなことをされるので、離れることもできません。
結局私は彼にとってのセフレだと思うのですが、私は本気で彼のことが好きなので、辛くなります。
いっそのことセフレだとはっきり言ってくれれば断ち切れるのにと思ってしまいます。
彼はどう思っているのでしょうか?
彼の本音はすでに出ている!
「好きだけど付き合えない」
こんなことを言われたら、モヤモヤしてしまいますよね。
- いつかは私のことを好きになってくれるの?
- 好きになれば付き合えるの?
- この関係に期待していいの?
色んなことを考えてしまうと思います。
「彼の本心が知りたい」と思ってしまう気持ち、すごくよく分かります。
私も、付き合うつもりはないのに、体の関係を続ける彼の本音が知りたくて、ずっとモヤモヤしていたことがあります。
けれども、これってものすごくおかしな話なんです。
「彼の本音が知りたい」「彼の気持ちが分からない」というけれども、彼はどうしたいかは、もうすでに出ていますよね。
彼は「付き合えない」と、ハッキリ言っています。
つまり、「交際についてはお断り」ということ。
もっときびしい言い方をしてしまうと、「あなたとセックスするのは好きだけど(セックスはしたいけど)、付き合うという責任は取りたくないです」ということです。
けれども当時の私は、この事実を受け止められずに、「嫌いだったら、体の関係にもならないだろう」と、おかしな方向に捉えてしまっていました。
彼の本音を分からなくさせているものの正体
彼の本音は、「セックスするのはいいけど、付き合いたくなはい」ということ。
「付き合えない」とちゃんと言っているのにもかかわらず、彼の気持ちを分からなくさせているのは、期待感です。
「好きだけど付き合えない。」なんて言われると、多少なりとも期待してしまいますよね。
完全にフラれたわけでもない気がするし。。。
「嫌い」だと言われているわけでもないし。。。
さらに彼は、
- 会って必ずセックスをするわけではない
- しばらくLINEをしないようにしていると「最近、連絡ないね」と彼からLINEが来る
など、ときおり脈ありのようなことをしてくる状態です。
私も同じようなことがありましたよ。
会ったからといって必ずセックスするわけではなく、ディナーを食べに行ってそのままバイバイした日もありました。昼間に出かけたこともあります。
連絡がマメな彼ではありませんでしたが、今日は何を食べたとか、今日は休みの日だけど仕事に行ったなど、日常の出来事をLINEで教えてくれたり。
「告白がないだけで、なんだか付き合ってるみたい。」
「付き合うことは濁されたけど、少しは気持ちがあるのかも?」
普段はものすごくネガティブな性格なのに、なぜかこの件に関してはポジティブに考えてしまい、なかなか彼から離れることができなかったのです。
でも、やっぱり交際には発展しなくて、ずっと一人で悩んでいました。
けれども繰り返しになりますが、「付き合えない」と、彼の気持ちはもうハッキリと出ているのです。
踏ん切りがつかないときの対処法
付き合えないと言われたのに、彼の言動からどこか期待してしまい、なかなか踏ん切りがつかないとき。
そんなときは、主体性を取り戻す必要があります。
主体性とは、「自分の意志や判断において、自ら責任を持って行動すること」 です。
つまりは、自分軸で恋愛をするということです。
今の状態だと、彼の言動ですべてが決まってしまうくらいに、彼軸になっています。
彼から離れられない理由を、
- 会って必ずセックスをするわけではないから
- しばらくLINEをしないようにしていると「最近、連絡ないね」と彼からLINEが来るから
- 連絡を無視されたり、もっと冷たくされればこの気持ちを断ち切れるのに
- いっそのことセフレだとはっきり言ってくれれば断ち切れるのに
と、全てが彼基準。
この恋愛に、あなたの意思がまったく見られません。
するとどうなるか?
彼次第で振り回される、あいまいな関係が始まるようになります。
きっとあなたは、好きになった人とはちゃんと付き合いたいと思っているはずです。
ちゃんと相手と向き合っていきたいと思っているし、軽い関係は望んでいない。とても愛情深い女性だと思います。
けれども、付き合えないと言っている彼にそれでも会いに行ったり、セックスをしていれば、「付き合わなくても、セックスはOKよ」ということを了承していることにもなるのです。
あなたはこんな関係を望んでいるのでしょうか?
嫌なのであれば、主体性を取り戻し、自分軸で恋愛をすることです。
もう体の関係にならない!幸せな恋愛をするために大切なこと
主体性を取り戻すには、「私は自分でこれを選んでいるんだ」ということを、まずは自覚することです。
- 会いたいのは自分で、会いに行っているのも自分
- 付き合えないと言われたのに、それでもセックスをしているのは自分
- 恋人関係にならなくても、セックスを許しているのは自分
他にも、ご相談内容からすると、
意味が分からなくて「でも付き合えないんでしょ?」「結局、セフレなんでしょ?」と言うと、「そんな風に思っているならもう会いたくない」と言われました。
とのことですが、彼はあなたとちゃんと話し合ったり、あなたが納得するような説明をしてくれたり、あなたの不安を解消しようとする姿勢が見られません。
けれども、彼はセックスだけはする。
これを「私は自分でこれを選んでいるんだ」という主体性で考えると、
- 誠実さが見えない男性のセフレになっているのは自分
- 自分を大切にしてくれない人を好きでい続けているのは自分
ということになります。
どうでしょうか?
本当のあなたは、好きになった人とはちゃんと付き合いたいと思っているし、ちゃんと相手と向き合いたいと思っているし、軽い関係ではなく真剣な関係を望んでいる愛情深い女性。
それなのに主体性を忘れてしまうと、自分が大切にしていることも忘れて、自分のよさがまったく出ない悲しい恋愛をすることになってしまうのです。
これもまた少しきびしい見方だったかもしれませんが、自分を取り戻すためにはとても大切なプロセスです。
「私は自分でこれを選んでいるんだ」という自覚がないと、つねにあいまいで、流された関係になりやすいです。
そして、自覚がないままだと、次の新しい恋が始まったとしても、相手は変わっているはずなのに、また同じような恋愛パターンを繰り返してしまうのです。
だからこそ、ちょっと厳しくても、目を背けたくなったとしても、今ここで自分軸を取り戻しておく必要があるのですね。
生き方まで変わる恋愛のはじめ方
「自分で望んで、そうしているのかもしれない。」
私がこのことに気付いたのは、34歳のときでした。
本当はこんな関係望んでいないのに、体の関係を自分で許してしまっていたことに、最初はものすごく恥ずかしくて、なんだか情けなくて。
「思わせぶりな態度をしないでよ!!」と、相手のせいにしたくなる気持ちも湧いてきました。
けれども目を背けずにしっかりと向き合ったことで、そこから私の恋愛も、生き方も、ガラッと変わりました。
自分を傷つけるような相手にはまったく興味がなくなりましたし、体の関係から始まる恋もしなくなりました。
そして、自分を大切に守りながら、大切に愛される幸せな結婚を叶えることができたのです。
これができると、傷つく恋愛からも卒業できます。
自分を守りながら、幸せな恋愛・結婚ができるようになります。
そして恋愛だけではなく、あなたの生き方そのものにも大きないい影響を及ぼすことになるのです。
「自分で望んで、そうしているのかもしれない。」
まずは、この視点を持って、自分を取り戻していきましょう。