親に心配されるのが嫌!言っても理解してくれない親への対処法

親に心配されるのが嫌 日常生活
上田あゆみ
上田あゆみ
こんにちは、上田あゆみです。
男運ゼロでも幸せな結婚に導く婚活カウンセラーをしています。

あなたは親から心配されることで、苦痛になっていませんか?

もう大人なのにいつまでも親から心配されたり、「どうなったの?」「大丈夫なの?」と、すぐに口を出されれば、誰だってイライラするものです。

「大丈夫だから!」と何度言っても分かってくれず、また心配されてしまえば、自分のペースも乱れて、生活にも悪影響が出てきてしまいます。

そこで今回の記事では、心配してくる親の特徴や意外な深層心理、言っても理解してくれない親への対処法、そして、心配してくる親から解放される方法までご紹介します。

親に心配されるのが嫌で苦痛になっている方は必見ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

子供の心配をする親の特徴

子供の心配をする親の特徴

大人になった子供をいつまでも心配する親や、なにかと心配しすぎる親は、子供との“境界線が引けていない”ことが特徴です。

境界線とは、“自分と他者とは別である”という区別のことです。

この区別がでていない親は、あなた(=子供)は、自分の一部だと無意識では思っているため、子供との境界線を越えて侵入してきます。

すると、「いまだに独身」や「仕事が上手くいっていない」など、子供に起きている出来事が自分事になり、心配でしょうがなくなってしまうのです。

たとえば、子供が転職に失敗するんじゃないかと心配でしょうがないときです。

親は、「転職に失敗したら、この子がかわいそう」「転職が上手くいかなかったら、この子が大変なことになる」と、子供のために心配していると思っています。

  • 自信をなくしてしまうのではないか?
  • この後、苦労する人生を送ることになるのではないか?

など、そう考えるから子供のことを心配するわけです。

しかし、このような考えを持たない親もいます。

  • 会社勤めではなく、起業する働き方の方が合っているのではないか?
  • 本当にやりたかったことに気付けるのではないか?

など、転職に失敗したからこそ別の選択肢ができたり、新たな道が開かれたりと、より良い仕事に出会えると考える親もいます。

こんな考え方を持っている親なら、子供のことを必要以上に心配したり、口出ししてくることもありません。

ドンと構えて、子供のことを見守っているでしょう。

つまり、心配する親というのは、自分の中にある不安を、そのまま子供に投影してしまっているのです。

「自分(=親)が転職に失敗したら、自信をなくしてしまう」

「自分(=親)が転職に失敗したら、人生が終わってしまう」

など、子供に起きている出来事を前にして、自分が不安になっているのです。

自分(=親)だったら、自信をなくしてしまうのかもしれません。

けれども、それが子供に当てはまるとは限りません。

しかし、境界線が引けていないために、自分の不安が、そのまま子供の不安だと思い込んでしまいます。

そして不安で仕方なくなって、子供のことが気になり必要以上に心配したり、いちいち注意をしたり、口を出してくるようになります。

このように心配してくる親というのは、子供との境界線が引けていないことが特徴です。

子供の心配をする親に隠された意外な深層心理

深層心理

子供の心配をする親には、隠された意外な深層心理があります。

それは、「自分が安心したいだけ」という心理です。

自分が安心したいので、「心配だから」「あなたのためを思って」などと言って、子供に干渉してきます。

不安で不安で仕方なく、一刻も早く安心したいたために、「どうなったの?」「大丈夫なの?」と状況をいちいち聞いてきたり、「もっとこうした方がいいんじゃない」と口を出しては、子供をコントロールしようとするのです。

厄介なのは、子供を心配することが親の愛情だと思っているところです。

また、心配しすぎる親は、子供の状況などをよく見ようとせずに、反射的に思ったことを口に出します。

ですから、「心配しないでほしい」「そういうことは言わないでほしい」「口を出さないでほしい」と子供が嫌がっていても、親には届きません。

自分が安心することが最優先だからです。

実際には子供を心配しているようで、実は自分が安心したいだけなのです。

親に心配されることでもたらす4つの悪影響

悪影響

過剰な親からの心配は、ときに自己成長を妨げたり、生きづらい原因をつくることになってしまいます。

しかし、深刻になりすぎる必要はありません。

その悪影響を知っておけば回避できたり、自分を責めるようなことも防げます。

ここでは、心配する親が子供に与える4つの悪影響についてお伝えします。

自己肯定感が下がる

自分を高めたり、自己成長するには、自分自身の選択や決断に対して自信を持つことが重要です。

しかし、親の心配が過剰になると、自分の能力や判断力を疑うようになってしまいます。

いつも心配されると、自己肯定感が下がり、自分を信じられなくなるからです。

「私が頼りないから心配されるんだ」
「私がダメな人間だから心配されるんだ」

と思うようになり、心配されるたびに自分の選択や行動に自信が持てなくなります。

「これでいいのかな?」「これで間違っていないかな?」と、悩み続けてしまうのです。

また、「同年代のあの人はこんなにすごいのに、それに比べて自分は、、、」と、何かと人と比べるようになり、どこか生きづらさを感じるようにもなってしまいます。

やる気がなくなる

親に心配されると、やる気がなくなることがあります。

親は「本当にできるの?」「大丈夫なの?」「上手くいっているの?」と「あなたが心配だから」という理由で、このようなことを言ってききます。

けれども親からそう言われ続けてしまうと、「私にはできないんじゃないか」と、不安になります。

そして、何かしようとする度に「失敗してはいけない」というプレッシャーに襲われます。

失敗などしたら余計に心配されてしまうからです。

するとある日突然、「私はもう頑張れない」と無気力になります。

「どうせやっても無駄だ」「どうせやっても上手くいかない」と、やる気がなくなり、始める前から諦めてしまうのです。

ストレスがたまる

親の心配は、子供のストレスレベルを上げます。

親の心配が続く場合、子供は常に親の心配に対応しなければならないという重圧を感じるからです。

心配する親は、子供の心配をすることが愛情表現だと思っているので、「私は大丈夫だからもう心配しないでほしい」と伝えても終わりません。

アドバイスを求めているわけではないし、話を聞いて欲しいわけでもないのに、自分を心配してくる親が悩みの一つになってしまいます。

この状況は子供のストレスレベルを上げ、仕事など日常生活にも悪影響を及ぼす可能性があります。

罪悪感を持つようになる

罪悪感を持つというのも、親に心配されることでもたらされる悪影響のひとつです。

  • 心配されるのは親の優しさだと分かっている
  • 親は自分のためを思って心配してくれている

けれども、それを鬱陶しいと感じる自分に、どこか後ろめたさを感じたり、親不孝をしている気がして胸が苦しくなります。

「私のことを思って言ってくれているのだから感謝しなければいけない」

そう思っても、親を煩わしいと感じてしまう自分をダメだと責めてしまいます。

親に「心配だから」という言葉を使われるだけで、その気持ちを受け取れない自分が悪いのではないかと、罪悪感を持つようになってしまうのです。

言っても理解してくれない親へのベストな対処法

対処法

何度言っても理解してくれない親には、困ってしまいますよね。

子供を心配するのが親の愛情だと思っている相手に、「心配するのはやめてほしい」と伝えたところで簡単には理解してくれません。

逆に、「あなたをが配だから言っているの」とあたかも正論のようなことを言っては、親の価値観を押し付けられてしまうでしょう。

そんな理解してくれない親にはベストな対処法があります。

それは、

「私はお母さんの子供だから大丈夫だよ。」

「私はお父さんの子供だから大丈夫だよ。」

そう伝えることです。

あなたの状況に合わせて、

「私はお母さん(お父さん)の子供だから、ちゃんとやり遂げてみせるよ。私は大丈夫だから、解決するまでそっと見守っていてね。」

こんな風に伝えます。

ポイントは、「私は、お母さん(お父さん)の子供だから」と言うことです。

そう言われて、「でもやっぱり、あなたが心配なの」と言い返されることは、ほとんどありません。

もし否定すれば、親自身が自分のことを否定することになるからです。

心配する親は、自分の不安を解消したいだけです。自分が安心したいだけです。

このように伝えることで、親の中にある不安を和らげることができるので、親からも必要以上に心配されなくなります。

心配する親から解放される方法

心配する親から解放される方法

心配する親から解放されるには、自分も親との境界線をしっかりと引くことです。

心配されて嫌な気持ちになっているとき、あなた自身もどこからが自分の考えで、どこからが親の考えなのかが分からなくなっている可能性があります。

自分はこれでいいと思っているのに、親に心配されるから「これではダメかもしれない」と、考えているだけかもしれません。

境界線が曖昧なことに気付いたら、心配する親から解放される第一歩を踏み出せています。

「これは親の考えで、自分の考えではない」

「これは親の不安で、自分の不安ではない」

「親は親自身が不安を解消したくて私の心配をしているだけ、私はダメなわけじゃない」

こんな視点が持てれば、親への見方も変化していきます。

心にゆとりが持てると、親の心配に悩まされることもなくなるでしょう。

心配する親からも解放されますので、自分も親との境界線をしっかりと引くようにしましょう。

まとめ:あなたが悪いわけではないことを忘れないで!

大切なことは、「自分がダメな人間だから、親に心配されるんだ」と思わないことです。

「私を心配しているようで、実は自分が安心したいだけだった」そう理解することで、悩みも軽減されます。

心配する親の特徴や、隠された心理を知ることで、「親に心配されるのが嫌!!」と、あなたが必要以上に悩まされたり、追い詰められたりすることもなくなります。

今回の記事が、少しでもあなたの助けになれましたら幸いです。

あなたが悪いわけではないことを、忘れないでくださいね。

タイトルとURLをコピーしました