あなたは恋愛や仕事など何かに悩んだとき、誰に相談しますか?
仲のいい友人や、家族、先輩、上司など、自分の身近な人に相談することが多いと思います。
しかし、「相談相手にならない人」というのが存在します。
相談相手を間違えると、余計に混乱してしまったり、悩みが増えたり、追い詰められたり。このあとの人生に苦労するなんてことも。
実はそんな私も、相談相手にならない人に相談してしまったばっかりに、自分の人生が大きく狂いそうになった経験があります。
そこで今回の記事では、相談相手にならない人の特徴や、自分に合った相談相手の選び方、親身になってアドバイスをもらえる方法など、私の経験談もふまえてご紹介したいと思います。
間違った選択をして大切な人生を台無しにしないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
相談相手にならない人の特徴とは?
相談相手にならない人の特徴とは、それはズバリ「あなたの悩みを解決した経験を持っていない人」です。
相談のゴールは「悩みを解決すること」です。
相談相手がその悩みをすでに解決した人でないと、当然ですが、解決策が分かりません。
するとトンチンカンなアドバイスだったり、あなたが挑戦しようとしていることを否定されてしまうこともあります。
たとえばこんな感じです。
- 転職に成功した経験がない先輩なら、「今から転職なんてきびしいよ」
- 起業をしたことがない会社員の親なら、「そんなの失敗するに決まってるよ」「安定している会社員が一番いいよ」
- 留学をしたことがない友達なら、「留学なんて意味ないよ」
- 婚活をしたことがない友達なら、「結婚相談所なんてやめておきなよ」
このように、批判されたり、やめるようにと説得されることがあります。
けれども世の中を見渡せば、40歳を過ぎて結婚を叶えた人もいますし、50歳で脱サラしてラーメン店を成功させている人もいますよね。
それなのに、納得できるような理由や説明もなく、相談相手からただ否定的なことを言われてしまうのは、人は自分が体験していないことに対して、恐怖心を抱くからです。
すると無意識に感じている恐怖心から、あなたへのアドバイスも否定的になってしまいます。
また何か根拠があるわけではないのにその人が持っている思い込みで意見を押し付けられたり、知識がないから解決策もおかしなものだったりします。
悩みや問題を抱えているときは、いつもの自分よりも弱っていることがほとんどです。
そのため、何でも話せる友達や、心を許している家族や恋人など、自分にとって心の距離が近かったり、身近な人を相談相手に選びがちです。
ところが、どんなに親しい間柄だとしても、あなたの悩みを解決した経験を持っていない人は、相談相手にならない人なのです。
相談して、余計に落ち込んだことがあったよ。
相談相手にならない人のアドバイスは、気にしなくてOKよ!
【私の体験談】相談相手を間違えて結婚を逃しそうになった話
私は、相談相手にならない人に悩みを相談して、結婚を逃しそうになった経験があります。
当時、私が悩んでいたことは、婚活中に出会った男性のことです。
とても優しくて、真面目で、誠実な人なのですが、どうもピンとこない。
なぜなら私は、付き合う相手には「ときめき」が大事だと思っていたからです。
いい人なのですが、ときめきを感じなくて、この人と付き合っていいのかどうなのか悩んでいました。
そのことを、友人A子に相談したら、とても否定的なアドバイスが返ってきました。
「その職業って、なんかくせ者が多そう」
「ときめかないとか、所詮その程度」
「私はレベルを下げてまで、結婚をしたいとは思わない」
などなど。
これ以外にも、散々なことを言われ続けました。
私はその男性をレベルの低い人だとは思っていませんでしたし、立派なお仕事でをしている人です。その職業の人たちのことを、くせ者が多そうと思ったこともありません。
けれどもあまりにも友人A子に否定的なことを言われてしまい、思考停止状態になり、「やっぱりときめかない人は、やめた方がいいのかな」「ときめかない人との結婚なんて、ありえないよね」と思ってしまいました。
しかし数日経って冷静になったときに、本当にこれでいいのかと考えました。
そんなときに、たまたま友人B子に会う機会がありました。友人B子は、婚活で素敵な人と出会って、幸せな結婚をした女性です。
その友人B子に相談してみました。
そしたら、
こんなことを言ってくれました。
これを聞いて、まさに!と思ったのです。
- 私は恋愛には「ときめき」が絶対に必要だと思っていたこと
- 「ときめき」がなければ、いい関係を築いていくことはできないと思っていたこと
けれども、ときめいた人との関係は結局上手くいかなかったし、ハラハラドキドキの連続でいつもどこか不安な恋愛をしていました。
結婚してからも、あんな激しい感情を持ち続けるなんて絶対に無理!しんどすぎる!
穏やかな気持ちで安心できる結婚生活を送りたい!
そう思ったのです。まさに私が求めていた結婚像にたどり着くことができました。
そして私はその男性と交際し、結婚することに決めました。
今では本当に幸せな毎日を過ごすことができていますし、夫が私を守ってくるところや、頼りになるところ、私の幸せを一番に考えてくれるところに、ときめきを感じることも出来ています。
あのとき、A子に相談したままだったら、、、夫との縁を手放すことになり、また不幸な恋愛を続けて、こんな幸せな結婚生活は送れていませんでした。
相談してはいけない人に悩みを話してしまうと、苦労する人生を送ることになるんだなということが分かった貴重な体験でした。
相談相手は、ちゃんと選ばなきゃいけないんだね!
重要!自分にピッタリな相談相手の選び方
相談相手に選ぶべき人は、「あなたの悩みを解決した経験を持っている人」です。
「話を聞いて欲しい人」ではなく、「悩みを解決できる人」が重要です。
- 自分の目標を、すでに達成している人
- 自分の願いを、すでに叶えている人
このような人は、経験者だから分かることもありますし、経験者にたからこそ見える視点もあります。
その中からさらに自分にピッタリな相談相手を選ぶには、
たとえば、
- 転職に成功した人よりも、「まったくの異業種であるマーケティング会社への転職に成功した人」
- 起業した人よりも、「自分が目指しているハンドメイドで起業した人」
という感じです。
今の自分にはない知識や経験を持っていますから、「なるほど!」と考え方が広がったり、一歩を踏み出す勇気になったりと、相談時間がとても有意義なものになります。
もし候補が何人かいるのなら、自分と同じ30代の人とか、自分と同じように子供がいるお母さん、のように、より自分と同じような境遇の人を探すといいです。
そうすることで、相談してはいけない人ではなく、自分にピッタリと合った相談相手を選ぶことができます。
「誰に相談すれば、悩みが解決するか」を考えることが大切よ!
相談相手が親身になってアドバイスしてくれるコツ
相談するのなら、相手から有益な情報が聞けたり、親身になって相談にのってくれたら嬉しいですよね。
相談相手から具体的なアドバイスを引き出すには、相談の仕方にコツがあります。
「頑張ってね」「応援しているよ」で終わらせないためにも、相談する前にしっかりとポイントを押さえておきましょう。
「なぜその人に相談したいのか?」を考える
まずは、なぜその人を相談相手に選んだのかを、自分自身が把握しておくことが大切です。
「あなただから」ということが相手に伝われば、親身になってアドバイスをしてくれるからです。
また自分が今解決すべき悩みも明確になり、相手に何について聞きたいかという方向性も見えてきます。
なぜその人に相談したいのかを事前にしっかりと考えておきましょう。
「その人に相談する理由」を伝える
なぜその人に相談したいのかが分かったら、その人に直接相談する理由を伝えます。
- 「この問題を相談できるのは、◎◎さんしかいないので、ぜひ話を聞かせてください」
- 「今私は、○○について悩んでいるのですが、◎◎さんは○○について経験されていると聞いたので教えてください」
このように言うことで、「あなただから」ということが、相談相手に伝わります。
また、あなた自身の真剣さも伝わります。
相談された側は「なぜ自分なのか」に納得するので、親身になって話を聞いてくれますし、「自分にしかできない」という嬉しさや使命感から、他では聞けないより具体的な有料級のアドバイスをしてくれるようになります。
相談する側のちょっとした心がけで、いい人間関係を築くこともできますし、今後も相談に乗ってくれることもあります。
相手に気持ちよく相談に乗ってもらうことも大切よ!
相談相手に悩みを話すときの4つの注意点
せっかく相談に乗ってもらうのだから、具体的な解決策を知りたいですよね。
「相談したけど、知りたかったことが聞けなかった」なんてことにならないための、相談相手に悩みを話すときの注意点があります。
- 解決したい悩みを明確にしておく
- 「話を聞いて欲しいだけ」になっていないか?
- 愚痴にならないようにする
- 相手のアドバイスを否定しない
です。
一つずつ解説していきますね。
解決したい悩みを明確にしておく
相談相手に悩みを話すときは、悩みを明確にしておきましょう。
今の自分の状況を把握し、解決したい悩みが明確になっているからこそ、相手からも的確な助言を受けられます。
意外と、自分の悩みが明確になっていないことがあります。
そうなると、相手も何についてアドバイスしたらいいか分かりません。あなたが欲しい解決策を引き出すこともできません。
相談する前にしっかりと準備しておきましょう。
「話を聞いて欲しいだけ」になっていないか?
一人で悩んでモヤモヤしているときは、話を聞いてもらうだけでもスッキリしますよね。
特に女性の場合、悩みを解決したいというよりも、ただ話を聞いてもらいたいときもあるかと思います。
話を聞いてもらって、その場は気が晴れるかもしれません。
でもその効果は一時的なことがほとんど。またあなたは明日から悩むことになってしまいます。
「分かるよ」と共感してもらって嬉しく感じても、その先に進める具体的な解決策がなければ、同じ悩みで悩み続けることにもなりかねません。
それが分かったうえで話を聞いてもらいたいだけのなら、それでもいいと思います。
スッキリすれば、問題とも冷静に向き合えたり、ポジティブに考えられるようになるからです。
ただそのときは、「問題解決できる人」ではなく、友達や家族、恋人など「あなたの話を聞いてくれる人」に頼みましょう。
相談された側は、あなたの悩みが一刻でも早く解決できるようにとアドバイスをしようとするからです。
けれども、ただ話を聞いて欲しい場合は、そのアドバイスをうっとおしく感じることも。余計にモヤモヤしてしまいますよね。
お互いに嫌な気分にならないためにも、「相談したいのではなく、話を聞いて欲しいだけなのか?」を確認しておきましょう。
話を聞いて欲しいと思うことが悪いわけではないんだね。
そうね。「あなたの一番の目的は何か?」をハッキリさせておくことが大切ね。
愚痴にならないようにする
悩みを本気で解決したいと思っているのなら、相談相手に愚痴を言ったり、ストレス発散で終わらせてはいけません。
相談と愚痴は、まったくの別物だからです。
相談には愚痴がつきものと思っている方もいますが、愚痴を言うことは、日々の不満を嘆いているだけです。
すると相談された側からは、解決する意思がないと見なされてスルーされてしまったり、真剣に相談に応じてもらえないことも。
そうなると、また相談したいと伝えても、次からは「忙しいから」などを理由に断られるようになってしまいます。
相手に相談するときは、愚痴にならないように注意しましょう。
相手のアドバイスを否定しない
相手のアドバイスを否定するのはNGです。
なぜなら、あなたを助けたい気持ちや、協力してあげたくなる気持ちが失われていくからです。
あなたが選んだ相談相手は、あなたの少し先にいる人です。
ということは、あなたの経験からでは思い浮かばないようなことをアドバイスしてくることもあります。
そのときにビックリして、「それはちょっと、、、」などは、言わないことです。
他にも、「でも」「どうせ」「だって」など、ネガティブな言葉を言わないように注意しましょう。
「この人に真剣にアドバイスをしても無駄だ」と思われてしまいます。
相談相手は自分が欲しいものをすでに手に入れた人ですから、自分の価値観や倫理に反することでなければ、チャレンジしてみることも大切です。
どうしても受け入れられない助言があったとしても、否定したりせずに「参考にさせていただきます」と伝えるようにしましょう。
相談したら事後報告も忘れないこと!
相手に事後報告することが相談するときのマナーです。
相談を受けた後は、相手があなたの状況や進展に関心を持っていることが多いです。
「どうなったかな?」「上手くいったかな?」「役に立てたかな?」と、色々と気になっています。
問題が落ち着いて、ほっと一息つくと、相談相手にお世話になったことを忘れがちです。
また、ヒントをもらったり、知恵を借りたからこそ道が開けたのに、自分ひとりで頑張ったような気になってしまう人もいます。
相手は親身になってあなたの相談に応えてくれた人です。
事後報告をすることは、信頼関係を構築し、コミュニケーションを円滑にするために重要です。
相談したら、事後報告を忘れないようにしましょう。
事後報告は、相手に対する感謝の気持ちを示すことができるんだね!
相談相手がいないときはどうしたらいい?
自分に適切な相談相手が見つからないときがあるかもしれません。
そんなときにおすすめなのが本です。
同じような体験をした人の本を読むことで、たくさんのヒントや知恵を得られます。
成功した人の知識や、その人が今まで培ってきたもの、時間とお金を使って手に入れてきた人生の体験談を一冊1,000円ちょっとで学べます。
成功や目標達成までの時間を大幅にカットすることができます。
相談相手が周りにいないときは、本から探してみましょう。
読書は最もコスパのいい自己投資だね。
まとめ:「問題解決がゴール」を肝に銘じれば相談相手にならない人を選ばなくなる!
誰に相談するか?はとっても大事なことです。
相談相手にならない人を選んでしまうと、人生が狂ってしまうこともあるからです。
相談相手を間違えない方法は、実にシンプル。
問題解決がゴールなことを忘れなければ、相談相手にならない人を選んでしまうことも防げます。
「誰に相談をすれば、問題を解決できるか?」を軸にして考えることで、あなたに必要な相談相手を見つけることができますよ。